夕方頃に、首の付け根が痛くなってくる、首が重くて呼吸しにくいと感じる
だから
「凝っている肩を回そう!」
「首をストレッチしよう!」
そうやって一生懸命、痛い場所を動かしている方に知ってほしいことがあります。
実は、その首肩こり、それだけじゃなかなか改善しないかもしれません。
なぜなら、肋骨(あばら)が影響している可能性があるからです。
今回は、なぜ肋骨が動かないと首肩が凝るのか、どうしたら首肩が本来の柔らかさを取り戻すのかをお伝えします。
首肩こり改善の鍵は、首を揉むことではなく、肋骨の動きを取り戻すこと
このブログは以下の内容でお送りします。
【要約】
▶︎肋骨が硬いと、呼吸するたびに首の筋肉が頑張りすぎてしまい首肩こりになる。
▶︎30〜50代に多い、座りっぱなし猫背は、肋骨を錆びつかせてしまう。
▶︎ピラティスで肋骨の動きが良くなると肩甲骨も整い、首肩の凝りが改善する。
それでは詳しくお話していきます。首肩こり改善したい方はぜひ最後までご覧ください。
目指すはアコーディオン
私たちの肺は、肋骨などの骨によって鳥カゴ状に囲われて、中に収まっています。

本来、肋骨は、アコーディオンのような柔軟な構造をしています。肋骨が広がったり閉じたりすることで、肺が風船のように膨らんだらしぼんだりして、空気を出し入れすることができます。

しかし、デスクワークや家事で前屈みの姿勢が続くと、このアコーディオンが錆びついたように固まってしまいます。特に30代を過ぎたあたりから運動習慣が減り、前屈み姿勢でじっとしている時間が増えてくることで、ますます肋骨周りの筋肉が硬くなる傾向にあります。
さらに、肋骨という土台の上には肩甲骨があります。もしも肋骨がガチガチに固まると、肩甲骨や首にも影響が出てきてしまいます。

呼吸のたび繰り返される、2万回の筋トレ
人は1日に約2万回も呼吸を繰り返します。肋骨が柔軟で本来の動きができていれば、しっかりと肺が膨らんでくれるため、首や肩に負担はかかりません。

ところが、肋骨が固まっていると、身体はなんとかして空気を交換しようとして、首の筋肉(特に斜角筋や胸鎖乳突筋)を必要以上に使ってしまいます。まるでロープで肋骨を無理やり引き上げているかのような状態です。

肋骨が動かなくなってくる ⇒ 無意識のうちに1日2万回も首肩の筋肉で筋トレをしているような状態になる ⇒ 首肩がガチガチに凝ってしまう
というメカニズムで首肩こりが起こるのです。
この状態が変わっていないのに、首肩の筋肉を何度マッサージで揉みほぐしても、首肩はまた繰り返し凝ってしまいます。
マッサージ通いから卒業
当スタジオにいらしている、首肩の凝りに長年悩まされていた40代女性のお話です。週に1回のマッサージ通いがかかせませんでした。この方の原因も肋骨や肩甲骨の動きが固まっていることが首肩こりの原因でした。
肋骨を広げる動き・締める動きを呼吸やピラティスムーブメントを通じて、動きを引き出す練習をしたところ、わずか数回のセッションで「肩を揉みほぐしていないのに、首が楽に動くようになった」と驚かれていました。
肋骨や肩甲骨の動きが引き出され、負担かかりにくい位置に戻るだけで、首肩凝りが改善されました。
筋肉が必要以上に頑張っているタイプの首肩こり改善には、ピラティスはとても有効な方法です。
肋骨を動かす感覚が分からない…
呼吸ワークなどで肋骨を動かす練習をしている時に、よくあるのが「肋骨が動いてる感覚がよく分かりません…」というお悩みです。
でも、ご安心ください。ほとんどの方がはじめはそうなります。皆さんは今までに、肋骨のことを意識して生活したことがあったでしょうか? おそらく意識して生活している人は5%もいないくらいかと思います。ですから多くの方が動かす感覚が分からないのは仕方のないことです。
ピラティスの呼吸ワークやムーブメントでは、まず自分の肋骨や肩甲骨がどこにあり、どう動いているのかを感じとり、脳で認識させることから始まります。
手で肋骨・肩甲骨に触れて呼吸を感じるなど、今までやったことないようなことを行うので、はじめは分かりにくいこともあるかもしれません。

しかし慣れていくにつれて、次第に「あ、今動いていた!」「ここがこんな感じで動くのね!」とすぐ気づけるようになっていきます。運動経験がなくても、多くの方が数回のワークで感じられるようになっていきます。
さらに回数を重ねるごとに、自分の身体の新たな変化を発見できるようになり、「ピラティスをするのが楽しい!」とおっしゃる方は多いです。
肩甲骨はボート、肋骨は川底
肩甲骨という骨は、肋骨の上に浮いて存在しています。ですから、肋骨が歪んでいると肩甲骨の動きが悪くなりますし、肋骨が整っていると肩甲骨の動きも良くなります。
肩甲骨が川の上で浮くボート、肋骨が川底部分と考えるとイメージしやすくなると思います。


土台である川底に岩がたくさんあってボコボコ = 肋骨に歪みがある
このような状態になってしまうと、川は波に揺られて、ボート(= 肩甲骨)の動きは不安定になり、安定して漕げなくなります。
マシンピラティスやマットピラティスのワークは、この川底の岩・石を取り除く(肋骨を整える)ことに長けています。

骨の動きが引き出されるようになると、硬い筋肉は柔らかくなり・寝ている筋肉が目を覚まし、肋骨が本来あるべき位置に戻っていきます。
その結果、肩甲骨も正しい位置で動けるようになり、首肩の負担もかかりにくくなるという原理です。
呼吸ワークで肋骨リセットの習慣を!
最後に、初めての方でも導入しやすい、肋骨をリセットするセルフワークをお伝えします。
今、このブログを読みながらでもできるのでぜひやってみてください!
下部肋骨を手で触れて息を鼻から吸ってみましょう。肋骨が横に広がるような感覚を感じられましたか?
肋骨が前後に動いている場合は、手を押しかえすように横に広がるイメージで行なってみてください。

今度は、口から息を吐いてみましょう。肋骨同士の隙間が狭くなって肋骨が締まっていくのを感じられましたか?
身体の中心に集まっていくようなイメージで行うのがコツです。
まずは、この肋骨の動きを感じとるワークから始めてみてください。たったこれだけでも、呼吸がしやすくなり、必要以上に首肩の筋肉が働くのを抑えられ、凝りが緩むのを感じられるようになっていきます。
さらに、この肋骨の動きをベースにして、ピラティスで全身を連動させながら動かしていくのがスタジオワークになります。特にマシンピラティスは、より細部の動きを引き出すこともできますので、効果を実感しやすいのが特徴です。
症状をしっかり改善するためにはピラティススタジオ!
今回ご紹介した首肩凝りの原因と改善法は、たくさんある中の1つです。
肋骨リセットのセルフワークだけで驚くほど効果が出る方もいますが、一方で、ご紹介したセルフワークをしてもあまり変わらない方もいらっしゃいます。
もしも自分に合ったワークでしっかりと症状を改善したいとお考えの方は、
ご自身のお悩みの根本原因がどこにあるのかを当スタジオで確認しませんか?
武蔵新城ピラティススタジオヴァルトでのご体験をお待ちしております。ピラティスの良さを体感しにいらしてください!
※ カウンセリングで、お一人お一人の骨格や特徴をしっかりと確認しながら行うため、体験枠には限りがございます。
▶︎ ピラティスマシン リフォーマーについて
→ 関連ブログ『リフォーマーって何?』
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