リフォーマーって何?
ピラティスというとマットで行うマットピラティスが有名ですが、マシンを使って行うマシンピラティスというものもあります。 マシンピラティスには、チェア、キャデラック、スパインコレクター、ラダーバレルなどがあり、その中でも一番有名でよく利用されているのがリフォーマーです。
今回は、リフォーマーについてご紹介します。
リフォーマーは、ピラティスの創始者であるジョセフ・ヒューベルトゥス・ピラティス氏によって考案されたマシンです。『身体をリフォームする(つくりなおす)』という意味からリフォーマーと名付けられました。
リフォーマーの上で、ピラティスのムーブメント(身体を動かす)を行うことで、身体が伸びる感覚が得やすくなります。リフォーマーで行えるムーブメントの数はなんと800種類もあり、様々な刺激を身体に与えることができるのが特徴です。
各部の名称と役割
リフォーマーの各部の名称や役割がわかると、ピラティスのムーブメントがさらに動きやすくなります。皆さんも覚えていきましょう!
● キャリッジ … 身体を乗せる台。ローラーが付いており横にスライドします。
● スプリング … キャリッジについているスプリング(バネ)。その抵抗が、負荷や補助として働きます。スプリングは4~6本付いており、3~4種類の強度があります。
● フットバー … 足や手を固定するバー。足や手で押したり、支えたりします。高さや位置を変更することができます。
● ループ(ストラップ) … 手や足をかける輪。ロングループ(足をかける大きい輪)、ショートループ(手をかける小さい輪)、ハンドルストラップ(手で握る取っ手)、Yストラップ(足を固定できる輪)など種類があります。
● ロープ … キャリッジから滑車(プーリー)を経て、ループに繋がる紐。ループを引っ張るとキャリッジが横にスライドします。
● ショルダーレスト … 肩や足や手を固定するブロック。肩や足や手を固定することで、身体を安定させます。
● ヘッドレスト … 頭を置く台。頭・首の状態・状況に応じて角度の調整ができます。
● フットストラップ … 足を固定するストラップ。ボックスに乗る時などに身体を安定させます。
● プラットフォーム … 足を置く板。立って行うムーブメントなどで、足が滑らないように働きます。
リフォーマーの構造と特徴
普段あまり見ることのない、リフォーマーの中を見ていきましょう!
キャリッジにはローラーが付いており、フットバーやループを押したり、引いたりすることで、キャリッジは横にスライドして動きます。スプリング(バネ)によって、キャリッジは元に戻されます。スプリングの数で、抵抗や補助の強度を変更できるので、皆さんの身体に合わせることが可能です!
身体の空間(スペース)を広げて、伸ばすことをエロンゲーションと言います。リフォーマーではこのエロンゲーションの感覚がマットピラティスよりも得やすく、リフォーマーから降りた後も伸びる感覚が続き、良い姿勢が維持しやすくなります。
こんな方にオススメ!
リフォーマーを使うことによって、
マットピラティスで簡単にできたムーブメントは強度が高くなります。
逆に、マットピラティスで難しかったムーブメントは補助されて強度が低くなります。
マットピラティスをやったことある方も、ピラティスをしたことがない方も、ぜひ一度ピラティスリフォーマーを体験してみてください! 新たな感覚が得られるかもしれません!
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